2008年 中検
検査項目 LH mIU/ml FSH mIU/ml プロラクチン ng/ml E2 pg/ml 非妊婦 プロゲステロン ng/ml テストステロン ng/ml
 卵胞期 1.76〜10.24 3.01〜14.72 0.6〜23.0 10〜232 0.1〜1.5
 排卵期 2.19〜88.33 3.21〜16.60 0〜40.1 45〜473 0.1〜12.5
 黄体期 1.13〜14.22 1.47〜8.47 0〜35.0 31〜264 2.3〜19.7
 閉経期 5.72〜64.31 〜157.79 9.78〜24.5 〜47
8〜85
kg  g  mg  ug (microgram)  ng  pg



PRLには日内変動が見られ、朝起床時に頂値、以後徐々に減少し、また、食後や運動後は一過性の上昇が見られることから、採血は、早朝や食後は避け、午前11時頃、30分以上安静の上で行うことが望まれますが、採血時、何度も血管をまさぐるなど疼痛を与える状況下ではPRLに上昇が見られると言われています。
上昇病態:プロラクチン産生腫瘍(プロラクチノーマ)、先端巨大症、間脳腫瘍、 Chiari-Frommel症候群、 Argonz-del Castillo症候群、薬剤性高PRL血症、    
プロラクチノーマ:35以上[疑い]・ 70以上[可能性高い]・ 300以上[ほぼ確実] ng/ml
関与薬剤: 上昇:フェノチアジン抗ドーパミン薬(クロルプロマジン、ハロペリドール、ブロムペリドールなど)、
通常のプロラクチンの検査ではプロラクチン値が15以下が正常とされています。しかし、潜在性プロラクチン値を検査する、TRHホルモン負荷検査の場合は、プロラクチンを出すよう刺激しているので通常時の数倍の分泌にないますが、70以下を正常とみているようです。

LH-RH負荷試験
判定(1)低/低では、下垂体性 (2)低/正常では、視床下部性 (3)高/正常では、卵巣機能欠落型 (4)LHが高/高で、FSHが低/低では、PCO(Poly Cystic Ovary )症候群があります。

プロゲステロン
体外受精後、黄体ホルモンの値が5ng/ml以上となり、着床期には10ng/mlを越え、20ng/ml以上となることが必要です。